コンファレンスフォーラム–赤坂 MAKES GOOD IDEAS「今、働く場所を考える」を開催しました

日時:2023年2月21日(火)開場 14:30 / 開始 15:00
場所:赤坂インターシティコンファレンス

講演:
1. 逆参勤交代で加速する働き方改革と生き方改革
三菱総合研究所 主席研究員 松田 智生 氏
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2. 企業力を高めるオフィスとは「これからのオフィスを考える」
CBRE リサーチヘッド マネージングディレクター  大久保 寛 氏
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開催に向けたメッセージ

コロナ禍 オンラインのストレス 孤立感 寂しさ虚しさ多くの関係性が奪われていきました。
誰かのためになりたい気持ち、生きていく価値をどこにおけばいいのか、
皆、いろんなことを考えたのではないでしょうか。
こうじゃなければどうだったろうという問いかけはいつもマスクの中でした。

ここ最近、出社する人の数は増えました。
駅には人が溢れ、それを3年前のようにと感じる人もいれば、少し違うと感じている人もいる。
でも、また慣れてしまうだろう。
2020年の半ばに見た印象をもう忘れている。
とても酷い世界だったけれどもう忘れかけている。
だけどこのまま元のように過ごすということでいいのか。
チャンスだったんじゃないのか。

2020年、会社に行かない会社員は、行き場を失った、生き場を減らした。
もともと行かなくてもいい場所だった。
工場ではないし、専門施設でもないオフィスでの仕事アイデアは街にあり、話し相手は外にいたフリーアドレスだから行かなくてもよかった。
繋ぎとめていたのは組織だった。
かっこよく言うとチーム 信頼できる仲間、大会社でも小会社でもチームという編成において個人は一員として機能する。
小さなチームで大きな仕事ができる予感に満ちていたらそれは個人よりも良かった。

「一言も声を発しない会議」はもう要らない。
オンラインの会議でよく思ったことは聞こえているはずの声がどこに向かっているのかわからないことだった。
会議の中にいるはずの自分いるはずの同僚。
しかし、感じることはできなかった、それがわかった。
もっとも大切なのは、「集まる場」をすべての人にとって意味あるものにすることだ。
個人がその人らしさを発揮する場を造ることと自分が誰かの役に立つことだ。
「働き方改革」とは言うものの、そもそも働き方はあまり変わってない。
新しい日々を過ごし始めた今我々がやらなければならないことはなにか。
オフィスはどうか、働く場所としてふさわしいのか、
あるべき会話、創造的な思考、場所づくりはこの想像力を発揮してそれにしたがって行うべきだ。

人は資源でも資本でもない。
やりたいことに向かって、あるいは欲しいものに対して自らの意思で強く願う気持ちが大事で、それを助け、支援できる組織が必要だ。
それが実現できるオフィスを用意すべきだ。
そして気持ちのいい生き方を選べる会社にしよう。
何かを創り出す力(生きていく力)を持つためにやりたいことをやる力を持つ人を育てよう。
自由を尊重し、多様化した個の力を集めて組織(集団化)にすることで力を最大化する。
挑戦できる風土、議論を選ばない会議、よくないことを数えない
想像的思考性のためのオフィスが必要だ。

そして、企業は今までとこれからに対して“次の”アクションが必要だ。
新たな一面を作り出すための環境づくり。
人材と集団に、結束のための居場所づくりと挑戦できる安全性を提供しよう。

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